第7回菰野町手づくり民話絵本コンクール2022 『受賞者』
◆絵本の部
「やくそくの片葉」
- 最優秀賞:作 キダコウジさん
審査員・ホッチカズヒロさんによる講評
とても愛らしく完成度の高い作品です。
お話の大筋は変えていませんが、現代風に優しく親しみ深くアレンジされた神様の視点で描かれ、スッとお話が心に入って来ます。
葦の葉はあげられない、貸すだけ、きっと返しに来るんだよ、というアレンジも程よくあただかいですし、絵柄の可愛さもあり、どこまでも優しい世界観にほっこりさせられます。

「ゆめをかなえたアシ」

「みぎあしだして ひだりあしだして」
教育長賞:松岡 由香さん

「がんじろうとふしぎな葉っぱ」

「がんちゃん あしちゃん おゆうぎかい」
優秀賞:作 北出 ともこさん

「カタアシ 空をとぶ」
優秀賞:作 ミトさだのさん、いぶぶさん
◆お絵かきの部
「ぬまちにガンがとんできた」
- 最優秀賞:高橋 瑛大さん
審査員・ホッチカズヒロさんによる講評
とても絵力があります。美しいです。この絵で6才とは凄いです!
長く過酷な旅を終え、仲間を失いながらも、遂に辿り着いた雁たちの心が表れているようです。
長く太い雁の描線も味わい深いですし、表情も心を打たれます。
また、地のような真っ赤な太陽もそれを引き立たせていますし、対して青と緑の混ざった暗い大地も味わい深いです。
その上に、スタンプしたような丸い白い花も、絵の密度が上がり効果的ですし、絵の具の上から色鉛筆で描いているのでしょうか。ピンクの花も個性的で技法が多彩で興味深いです。

「真夜中にがんばる鳥たち」
優秀賞:山岡 こころさん

「葦の葉をもらって飛び立とう」
優秀賞:伊藤 真理彩さん

「葦をくわえた雁」
優秀賞:安永 美晴さん

「カリが幸せになったカタハのアシ」
優秀賞:名津井 麗愛さん

「はっぱをもらって さぁ しゅっぱつ」
優秀賞:野崎 陽花さん